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つくりて 勢司恵美。

ワークショップや展示会のお知らせなどなど・・・

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カゴアミドリ 「青竹のかご展」

 


追加でDMを出しに郵便局へ。
蓮の葉、頭を垂れる。

休憩中に今年の工房からの風の出展者さんの感想を読んでいて、流れで去年の自分の感想を目にし。


『ちょっとずつちょっとずつ貯めた水。』

そうだよなぁ。
懐かしい。
今もまさにそう。
カゴアミドリさんでの展示会に向けて。

竹細工はどれだけやってもたかが知れている。
沢山は作れない。
でも私は沢山作りたい。
もうこれは意地なのかもしれない。
そう思ってせっかくのお誘いすら断って毎日毎日竹をしている。
その先にあるわざわざ足を運んでくれた人がうわーっ!と笑顔になってくれる光景を想像して。
そんな様子が見たくてそんな一瞬のために今こうして頑張れているのだと思う。
沢山作るというのは響きは悪いかもしれないけれど、それがままならない竹細工にとってはそれはマイナスではなく、むしろなかなか出来ないこと、プラスだと思っている。
手作りだからあんまり作れないよね。なんて言われたくなくて、確かにそうなのだけれど、仕事が来たらさくっと早く作れるようになりたくてそれを目標にやってきた。
もちろんなかなかそれは難しくて長い間お待たせしてしまっていたりもする。1人なので許容量オーバーだなと感じる事もしばしば。
でもそれはまた少しずれていて、種類をあれこれ受けていたり新しい形には試作が必要だったり要領が悪いという事もあったりで。
注文ねー、はいわかったよー
はい、出来たよー
さくっとそうなるにはなんでも作れる技術と経験が必要。
注文を受けるには技術と経験から裏打ちされた自信が必要。
そして仕事の流れが上手く噛み合う事が必要。
軽やかに竹を出来る人になりたい。
言い訳ばっかりしているつくりてにはなりたくない。
沢山作る事は粗雑なものを作る事と比例すると思う人がいるかもしれないが、それは違う。
沢山いいものを作る。
ただそれだけの事。
なんでこんなに数にこだわるのか。
それはやっぱり職人さんの仕事を見てきたから。
そしてそれはやっぱり仕事だから。
趣味じゃない。
作るものにもよるが今の若い人は数が作れないと思う。
前にも書いたが、数を作るのも技術のうちだと思っている。
ノウハウがある。
この籠は1日に○個作れる。
これまた前にも書いたがこんな昔の様子に思いを馳せる。
相場があって、その中でどれだけ早く沢山作れるか、それを競いあった。
とある職人さんの事をこう言っている人がいた。
問屋さんに卸すつくりてが見えない世界での話。
「あの人はすごい。1つ1つ手を抜かない。例えば100個の注文が来てそのうち一個ぐらいはちょっとおかしくてもいいかなと思ってしまうのが人だったりする。でもあの人は違う。」
もちろんその職人さんだけではなく、プライドを持った職人さんだったらばみんなそうだと思う。
作る側は100個でも、買う側は1個。
その人にとってはその1個がすべて。
いつもそう思ってほどいてやり直したりしている。

長々書いてしまいましたが、今はそんな考えで竹をしています。これから変わる事もあるかもしれませんが、そんな想いで竹をしています。

思いの他進まずにまだ作りかけの籠たちを作業場に残したりもしていて、もっと作れるはずと思った自分を過信してしまった部分はあり、そこが反省点ではあるけれど、これが今の自分の力だと思って、出来上がった籠たち、カゴアミドリさんに持っていきます。

もっとあれこれ作りたかった。

でも楽しんでもらえたら嬉しいです。

あさってはワークショップ。

しあさってより「真竹のかご展」始まります。



Comment

買う側は、1個にこだわりつつ・・・

行方のワークショップに参加したみかんです。お久しぶりです。
私は、近所のパン屋さんで修行を始めて4か月になります。若い人に交じって働いていますが、体力や記憶力も劣り、反射神経もにぶく、毎回落ち込むことばかりです。
勢司さんの「数をつくるのも技術のうち」という言葉を聞いて、ハッとさせられました。
10時開店にパンを焼きあげるには、スピードが必要。職場の人から「何時までにこれをやれるようになって!」と言われると、失敗しないで、きちんとやりたい私は、「そんなに急いでいたら、焦ってばかりで、いいものができない」と自分に甘えてたと気が付きました。
スピードも技術のうちなんですね。
手順を体で覚えて、スムースに動けるようになりたい・・・、先輩のやり方を見て、コツを探したい・・・と前向きな気持ちになりました。
ありがとうございます。
昨晩、見とれていたくなるような三日月が出ていました。空気が澄んで気持ちのいい秋、明日からの真竹のかご展、楽しみです。

2014.10.29 | みかん[URL] | Edit

Re: 買う側は、1個にこだわりつつ・・・

みかんさん!
コメント有り難うございます。
いいものを時間をかけて作るというものももちろんあると思います。芸術作品とかはその過程や時間も大事だったりするのだろうなと。
ただ、竹も色々ありますが、その中での私のやりたい方向性はそれではないなと今は思っています。
みかんさんはパン屋さんでしたか!!
どこですか?!(笑)今度お会いした時に教えてください(≧∀≦)
ブログ読んでいてくれて有り難うございます。

2014.10.30 | 勢司です。[URL] | Edit

    
プロフィール

emiseishi

Author:emiseishi
『竹かごや』 
茨城県行方(なめがた)市。
霞ヶ浦と北浦の間の
田んぼと畑が広がる
キラキラ☆した所です。
毎日竹々しています。




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